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2008年2月

2008年2月17日 (日)

日曜の朝イチ、渋谷にて。

Hitoseku_2

『人のセックスを笑うな』。
予告編を見て、松山ケンイチがあまりにあまりで、キュンキュンしすぎて死ぬかと思って、確かに「今しかない奇跡のキャスティング」(宣伝文句受け売り)かもしれないとも思って、会社のおねいさんと、「観に行きたいけど、観に行きたいけど、ちょっとどうします?!」と大いに照れながら一緒に観に行く約束を交わし、そう言ってる割には気合いの朝イチ、それも私の方が早く到着してしまい、どんだけ楽しみにしていたんだ私、というテイで行ってきました。ばかー

ら、終盤の忍也修吾演じる「堂本」に思いの外もってかれました。なにをー!
なんだあの酸味。レモン並み。あの酸味を「オレンジ」とか「アセロラ」とかじゃなくて「レモン並み」と感じてしまうそんな自分(27)が、もー、かなわんなと思いました。青春ノイローゼ。「猪熊(あがた森魚)さんがすてきだった〜」としみじみ言えるおねいさんはやはりオトナなのだった。


もちろん、冬の景色の中でステキにダッフルコートを羽織るみるめくん(松山ケンイチ)の一挙一動も来るものはあったのですが。たいへんかわいかったのですが。みるめくん単体というより、ユリ(永作博美)とのやり取りがね。素、というか、生ぽさというか、流れてる空気の密度とかが、ね。お客さん、みんなぜったい暗闇の中でニヤニヤしてまいったなあ、って思っていたに違いない。おーイエス!
演じる、ていうのとは少し違って、でも勿論本人そのままではなく、その役に「なった」「なじんだ」状態の記録というか、そのあたりの境界線があいまいな所が、リアル。


永作博美タン。
私は月桂冠のCMの頃から、彼女の中にある(演じることで増幅する)こっち側の魅力にポーッとなっていたのだと思う。守りに入らない、手離しの、サーカスの空中ブランコ見てるみたいな鮮やかな奔放さを、ただただ浴びているよな2時間ちょいでした。奔放浴。
井口奈己監督の『犬猫』に出てきた藤田陽子演じるスズもすごかった。
ていうか、あれは藤田陽子がすごいのだ、きっと。

そいで、えんちゃん(蒼井優)。

「みんなさびしいんだよ。
みんなさびしいんだったら、さびしいって言うのなんて意味ない。」

くっはー!以上。
この映画を地面に足付けてしっかりつないでいる糊の役どころは、えんちゃんなのかなと思いました。

『犬猫』でも出てきた、土手の追いつけ追い越せシーンと、ラジオから挿入歌が流れてくる(そしてその部屋のほの暗さ!)シーンと、アトリエの家具や物のごちゃっと感なんかが、心地良かった。れみっ ふらい らいく あ えんじぇーる。

あと、予告編のかいつまみ具合は、ハンパなく美味かっ太。

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