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2010年10月

2010年10月24日 (日)

おはるさんとわたし。

10月23日(土)12:38、おはるさんの旅立ち。

最後のハグは、2年前の冬。
1秒の邂逅。
もう、それまで色々話してたことなんてはるか、はるか及ばないのだった。
軽くなりすぎたおばあちゃんの身体と、するするとほどける時の流れと、距離と、込み上げる気持ちと、もう、一瞬でも早くそうしてたらよかったと思った。私はたまらず泣いてしまって、おばあちゃんにも、もらい泣きを食らわせてしまって、でも、確かにあのとき、深い場所に2人で降り立ち、繋がったのだ。
年老いた人と心が通じ合えたと思ったのは、あのときが初めてだった気がする。
人間として対峙していたんだ。
年齢とか、孫だとか、そんなのはなかった。
お互いを現状含めて、全肯定するよなハグだった。

作ること、縫うこと、詠むこと。
控えめに見えて、その実、強靭で、孤高の匂いもする人だった。
装いもすてきで、品のある人だった。
やさしいようで、やさしくなかったような気もする。
距離と覚悟があった。
孫にもマジギレした。
母親が、病気で長く家を空けていた小4の夏休み。家事のあれこれを担いにきてくれたおはるさんに、ひとり遊びに飽きた構ってちゃんな私は思わず、挑発的に「どうせ暇なんでしょ?」と口に出してしまったところマジギレ、急に荷物をまとめだして帰ろうとする(ある意味大人げない)おはるさんを、泣きながら必死になって謝って引き止めたっけ、なエビソード。

わたしを作るエッセンスのうちの結構な部分は、
実はおはるさんから流れてきているのかもしれない。
種を、芽を、血を、ありがとう。
わたしは、わたしを果たすことといたしましょう。

おはるさん、心から、人生、おつかれさまでした。
おやすみなさい。とても、とても、よい夢を。
柔らかい夢を。

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